昼休みが終わって教室に戻ると、
穂香は楽しそうに女子たちと話していた。
なんだよ…
ちょっと、心配してたのに。
心配して損した。
心の中でケッと笑ってやる。
授業が始まると穂香の席から女子たちがいなくなって、
穂香の隣である自分の席に座った。
『教科書の52ページの4行目から、
誰か音読してくれる人ー!』
『『はーーい!!』』
『じゃあ、川田さん!』
……変だった。
穂香はいつも、音読してくれる人ー?って聞かれたら、
はーい!って元気よく手をあげるのに。
元気がないどころか、手をあげなかった。
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