保育園の時から一緒にいたのもあって、



穂香は俺の意地悪にも反抗するようになった。





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『おい、穂香!』



『なに!』



『一緒にドッジボールやろうぜ!』



『仕方ないなぁ…』




いつも通り、昼休みに穂香をドッジボールに誘った。



ドッジボールくらいは、穂香もおとなしく乗ってくれてた。



しかし事件が起きたのは、その日だった。










『アウトー!』



『もう!男子もうちょっと手加減してよ!!』



『えー。
でも穂香には手加減しなくていいよな!』




俺は調子に乗ってそう言った。



そしたら穂香も




『わたしを当てれるもんなら当ててみなよ!』




そう言ったから、本気でやった。



……そしたら。