「そういえば穂香」 「ん?」 急に大和がこそこそと話し出したので、 そっと耳を大和に向けると、 「その首んとこ、どしたの?」 「??」 大和は小声でそう言ってきて、 私は首に手を当ててみた。 ……触った感じは何もないんだけど… わからなくて首を傾げて大和を見ると、 「奏多くんにつけられた? ────キスマーク。」 ニヤッとしてそう言ってきたから、 ボッと顔に熱が集まった。 奏多のやつ…… 今朝これを…っ!!