「……俺のために作ったのか?」 「じ、自分の作るついでだから! 奏多のためとかじゃないし!じゃあねっ!」 そう言うと逃げるように自転車をこいだ穂香。 ……ぷっ、バカ… 耳まで真っ赤にしてそんなこと言ったって、説得力ねーから。 本当にツンデレなんだから、俺の彼女は。