奏多は冗談気味にそう言ったのに、
大和は俯いてしまった。
「……はぁ。
とりあえず、俺帰るね。
さすがにちょっと……傷付くし。」
苦笑いしながら顔を上げた大和はそう言って。
『穂香、また学校で』と言って、自転車をこいで帰っていった。
「奏多、ホント性格悪……」
「お前も言うか」
「今度ちゃんと、大和に謝りなよ……」
「……だな。
さすがに悪いことした…。」
奏多は反省して、頭をガシガシと掻いた。
奏多…大和の気持ちを知ってたもんね。
ちゃんと反省するあたり、悪気はないんだよね、たぶん。
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