「な、なんて言われたの!?」



「ヤらない程度に、
ちょっと襲って穂香に適度に恐怖を与えてほしいって。

考えることドSだよね;」



「ちょ、ちょっと待て!」




と、



大和の説明に突然、奏多が口出ししてきた。




「ん?」



「え、まさか…
お前は無理やりヤろうとしたわけじゃ…」



「ないよ~!
泣かれてるのに無理やり出来るわけないでしょ?

しかも気付いてないのは本人たちだけで、
二人は両想いだって、俺らは知ってたし!」



「「えぇぇぇええ!!!?!?」」




他人にバレるくらい、二人ともわかりやすかった!?




「二人を邪魔する気はなかったんだ。

今回のは、奏多くんを誘き寄せるための罠?みたいな(笑)」