「この…っ」
バッと私から離れた奏多。
その時ハッキリと見えた。
奏多の顔が、真っ赤になってるのが。
「か、かな、かな…っ」
「だぁーっ!もう、うるせぇよ!!
つか何だよ『好き』って!!
これは夢か?夢だろ絶対!!」
真っ赤のまま喚く奏多の頬を、私はギュッとつねった。
「いってぇよ、バカ!!」
「うん痛いよ!
だって夢じゃないもん!」
「…っ……じゃあ…やっぱり…」
「だいたい、人の告白を夢とか言うの酷すぎる!
フり方にも、もうちょっとマシな言い方あるでしょ…っ!?」
そんな誤魔化し方して、
あっさりフッてくれないんだ?



