「意味わかんないよね、ホント…
嫌々入られてもって感じだし!」
「嫌々って表情じゃ、ないと思うけどな」
「……え?」
「穂香の隣にいる奏多くん、
全部嬉しそうだよ?」
それはきっと、中学の頃だからだよ。
今は嫌いなんだもん…。
「昔のことだからね…」
「そんなことない。
今だって…!「もういいの!!」
もう、いいんだ。
「もういいんだよ……
どうせ願ったって手に入らないの…。
諦めるから…いいの…。」
「───じゃあさ」
そう言って、
一瞬ニヤリと笑った大和は……
────ドサッ
私を、ベッドに押し倒した。



