あんなにも長く一緒にいて、今頃気付くなんて情けない。 でもね 今……すごく奏多に会いたい。 意地悪言っても、私の隣にいてくれる奏多が、恋しいんだ。 ……なんてホント、どうかしてる。 何が“恋しい”だ。 奏多はそんなこと望んでないんだってば。 こんなの、自分勝手すぎる。 奏多のことを考えたら、やっぱり諦めるべきなんだ。 ……離れてあげるべき、なんだ…。 「……」 奏多の部屋の窓を見つめてから、 いつも通り、自転車をこぎだした。