ただの友達なんかじゃない。
昔から一緒にいたからこそ、崩れた時は簡単に修復出来ないんだ。
「ホントに穂香は奏多くんのことが嫌いなの?」
「アイツと一番一緒にいたのは俺だ…。
アイツの気持ちは俺が一番わかってんだよ」
「それは、幼なじみだからでしょ?
でもさ、奏多くん。
“幼なじみ”は、
1時間前とか、1分前とか、1秒前の相手の気持ちの変化もわかるの?」
「……は?」
「穂香が『今』、奏多くんのことをどう思ってるかは、キミにもわからないでしょ?」
「…………」
変なことを言うな…。
そんなことを聞いたら、変に期待しちまうから…。
「……わかんねーよ…今のアイツの気持ちなんか…」
「じゃあさ、会ってあげなよ、穂香に。
気持ち、聞いてやって。」
まさかコイツ、穂香に頼まれて来た…のか?
……そんなわけねーよな…。



