俺様君のイジワルな愛し方





───パタン…




「はぁ~」




温まった~。



シャワーを浴び終えて、上はTシャツ、下はジャージという、もろ部屋着な格好をして脱衣所を出る。



そして頭にタオルを乗っけながら、またモニターを確認すると……




「……はぁ…よかった…」




もう穂香の姿は映ってなかった。




ここで安心してしまうのもどうかと思うけど、



やっぱ…なに言われんのか考えると、怖い。



かと言って、俺が避けてたら穂香との関係も終わっちまう…。



もう…幼なじみとして仲良くすることすら、煙たがられるんだろうか…。