───ガタンガタン…



あれからTシャツに着替え、今は電車に乗っている。




「……」




車窓に映る自分の顔を見たら、ひどかった。



泣いてしまったせいで目は赤いし、



もともと顔だって、可愛くない。



髪はずっとフード被ってて、ぐしゃぐしゃだし…



全然……女らしくない…。




『可愛くねーやつ!』




そんなの知ってる。



奏多が一番、私のこと貶してきたんだもんね。



だから奏多が一番……私のこと嫌いなんだよね…。