すると、 それまで黙っていた奏多がこっちに来て、 ぐいっとその人の胸ぐらを掴みあげた。 「てめぇみたいなヤツが、穂香を悪く言うな」 「突っかかってきたのはそっちだろ? なんでオレがんなこと言われねぇといけねーんだよ」 「てめぇが底辺だからだよ」 「はあ?」 「廣瀬の方が、よっぽど頑張ってる。 お前、もう消えろ」 奏多はその人の胸ぐらを掴んだまま、廊下に連れていき、 そのままその人を廊下に投げた。 「なんなんだよ、お前!」 「こっちは客なんだよ。 営業妨害だし、目障りだから」