今も。 俺よりも、あっさりそっちを選ぶんだ。 「……俺もいく」 「へ?」 「俺も穂香の教室につれてけ。」 ただそこに、割り込みたいと。 そう願うのは、穂香を奪われたくないからだ。 「でも、お客さんいっぱいみたいだし… 来てもすぐには入れないんじゃ…」 「いい。 廊下で待ってるから。」 「そんな時間、もったいないよ。 どっかまわってきたら?」 「じゃあ、穂香の仕事が終わるまで待ってる。」 「へ?」 「ちゃんと休憩あんだろ? 穂香と一緒にまわりたいから、待ってる。」