俺様君のイジワルな愛し方




素直なんだ。



思ってること顔に出る。



照れるとことか、母性本能くすぐるんだろうな。



……それに比べて、俺はなんだ。



気を引くために、意地悪して、嘘ばっか言って。



『好きじゃない』とか、『可愛くない』とか、



そんなこと、言っていいわけないのに。



穂香は言い返してくれるって、期待してて。



けど……それ以上なにも変わらなくて。



なのにコイツは、俺よりどんどん穂香に踏み込んでいって…



俺は…コイツが穂香を横からかっさらっていくのを、
黙って見てるしか出来ないんだろうな…。




「あ、じゃあ私行くから!」