俺様君のイジワルな愛し方




「とりあえず聞いてみるだけ聞いてみれば?
招待券はまた明日でも貰えるしさ!」



「うん。
じゃあ、今日聞いてみる!」




そうだ、先に聞いとけばいいんだよね!



なんでそんなことも思いつかないんだろう。本当に残念な頭だ。







それから二人で、一つ看板を作り終えた。




「あとは体育館前に置く看板と、
当日の宣伝用のプラカード作らないとな」



「大変だぁ~」



「文化祭までまだ時間あるし、
頑張ろーな!」



「うん!」




大和となら準備も楽しいし、頑張れる気がする!




「とりあえず今日はもう帰ろうか。
他のやつらもとっくに帰ってるみたいだし。」



「うん、そうだね」




早く帰って、



奏多に文化祭来るか聞いてみなくちゃ。















「じゃ、また明日な!」



「ばいばい、大和!」




大和に手を振り、



私は自転車のペダルを踏んだ。