「わかった…。 待ってるから早くしてね」 「……おう」 今の会話、今までの俺らなら絶対ありえなかったよな。 少しは進歩してんのかな。 「……」 家で黙々と弁当箱を洗う。 穂香……マジでちょっと、態度が変わった。 もしかして、いい感じなんじゃねーの? 「……っし」 俺は小さくガッツポーズをしてから、 洗い終わった弁当箱を持って、穂香の家に向かった。