やっぱり夢じゃなかった。 あの優しい奏多は……本当にいたの…? 「まぁ、2、3日は学校休んでいいから。」 「うん…」 「元気になったら、奏多くんにちゃんとお礼言うのよ?」 「何回も言わなくてもわかってる…」 奏多…… 私が寝てる間も、ずっと一緒にいてくれたのかな…? あれ? そういえば私…薬飲んだっけ? 「お母さん、私薬飲んでない…」 「何言ってるの? ちゃんとお昼の分減ってたわよ?」 「……へ?」 え、嘘 私、いつ飲んだ?