「はぁ……」 なんて、願ったところで穂香が起きているはずなく、 ベッドでスースーと可愛らしい寝息をたてて寝ていた。 「穂香」 「ん……」 「穂香、薬飲まねーと」 声をかけても、穂香が起きる様子はない。 ……あぁ…もう……いいだろうか。 「──……緊急事態だから……許してくれよ…。」 俺は薬と水を口に含み、 穂香の唇に、自分のそれを当てた。