「お母さん一緒にいられないから、
奏多、穂香ちゃんについててあげてね」
「おう。」
「……わざわざすみません…
ありがとうございます…」
「行くぞ、歩けるか?」
「ん……だいじょぶ…」
母さんに『ありがとう』と言ってから、穂香の体を支えて病院の中に入った。
診察の順番を待ってるとき、
はぁはぁ…とまだ苦しそうに息をする穂香。
「……もたれてもいいぞ」
ちょんちょんっと穂香の肩を叩いてそう言うと、
穂香は『ありがと…』と言って俺にもたれかかってきた。
……普段もこれくらい甘えてくれればいいのに。
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