マックスにテンションは下がり、

患者さんに心配される始末。


「今日は笑顔が少ないねえ?」

「笑ってなくちゃ、ミチカちゃんらしくないよ?」


そう言って励ましてくれる患者さんたち。

その言葉に、

何とか笑顔を作っては見せるものの。

…午後6時。



ICUの掃除をしていると、

悲しい出来事に遭遇してしまった。


・・・ここは病院。


元気に退院していく患者さんたち。

でも、そんな患者さんたちだけじゃない。

どんなに頑張っても、帰らぬ人になる患者さんだっている。

「部屋を移すから手伝って」


看護師さんに言われ、

その手伝いをする。

…まだ温かいのに、もう、

この患者さんは亡くなっている・・・

一気に悲しい気持ちに襲われ、

涙目になるも、

涙を流すわけにも言わず、必死に耐えた。