その時





「ん?何してんだ?っつーか見ない顔だな。新人?」





わたしと似たような背の男の子が話しかけてきた。





「あ、はい。宮田といいます。えっと総司さんにマヨネーズの品出しを頼まれたんですが重くて取れないんです…」





そう言うと“ヒョイ”っと簡単にマヨネーズが入ってる段ボールを取って床に置いてくれた。





「これでいいか?…ったく総司の奴こういうのを女にやらせるなんて、どういう性格してんだか。とりあえず俺さレジにいるから何か困ったらいつでも言いなよ!あ、ちなみに俺は藤堂平助。“平助”って呼んでくれな!」





そう言って平助くんはレジへと戻っていった。