お嬢様、俺のお味はいかが?


6時間目の終わり、みんなが帰りの準備を始める。

私はいつもより早めにバックに教科書などをつめる。

「「東佐間、行こー」」

「……はぁ」

「ため息かよ」

「ため息しかでないわよ、バカ」

「うわー、バカはないわ」

「本当のことでしょ」

「相変わらず、キツいこと言うね」

「うるさい。私は、山田と一緒に帰るの!!」

だって、山田と一緒に帰るのが好きだし。

それが、私の唯一の取り柄だし……。

「山田?誰それ、彼氏?」

「違う。私の執事。あんたたちよりできた男よ」

「ふーん。俺より?」

制服に着替えた豪が私に顔を近づけて聞いた。


「ええ。あんたの何倍もね。私は、あんたたちとは帰れない」

私は至近距離で言ってやった。

「おぉ!!神がフラれた」

神は笑いながらの言った。

「あんたも嫌いだから。ごきげんよう」

私は神にもそう言い、優雅に教室を出た。


これで二人にに嫌われた。

これで、私はしつこくされないんだ。