私と山田はあのあと家に帰り、山田が急いでご飯を準備した。
「ねぇ……山田……」
「はい、何でしょう?」
「朝の……その……あれは……何……?」
「ケチャップが口元についてただけです」
「そう……よね……。ごちそうさま」
「お嬢様」
「なに、やま……!!」
山田は私にキスをしてきた。
「んっ……やまっ……だっ……んん……」
「お嬢様……俺、もう……我慢できません」
「山田……?いま、俺って……!!」
山田は私をソファに押し倒した。
「お嬢様、おねがいです。今だけ、男として見てくれませんか?」
「何……言ってるの……?」
「俺、お嬢様のことが好きです。11年前から……お嬢様と出会ったころから……」
「山田……私も……」
「俺は……お嬢様に仕える執事でございます。それ以下でも、以上でもございません」
山田は寂しそうな顔をして言った。
「山田……寂しそうな顔しないで……今日、ただでさえ嫌なことがあったんだから……山田で
もっと嫌な日になっちゃうじゃない……」
「お嬢様、俺のことはお好きですか?」
「うん……大好きだ……」「ありがとうございます……ありがとうございます……」
山田は何回も何回も私に「ありがとうございます」と言い、泣いていた。
「山田……もう泣くな……もうちょっとこうしといてあげるから……」
「本当ですか、お嬢様!!」
「急に元気になったな」
「じゃあ、お言葉に甘えて……んっ」
「んっ……!!なんでキスをする!!」
「すみません。お嬢様にそんなことをいわれて嬉しくて……本当にすみません!!やっぱり、
今日はもう寝ましょう!!そうしましょう!!お嬢様」
「そうだな……おやすみ……」
私は、部屋に戻りベッドに潜り込んだ。
「キス……しちゃったんだ……今日……2回も……いや3回……?でもあれは舐めただけだ
し……もうわかんないっ……///」
