「夕芽ちゃん…?」
「ごめん聖愛ちゃん…。やっぱり私、保健室行くね」
気付くと私はそう言っていた。
「…保健室までついていきますわ」
「ありがとう。でも大丈夫だよ。もう休み時間終わっちゃうし、悪いから」
心配そうな表情を浮かべる聖愛ちゃんに、私は笑顔を向け、急いで教室を後にした。
教室から出ると、ほっと息をつく。
まるで叶斗くんから逃げるように、出てきてしまった…。
実際、そうだけど。
とぼとぼと、保健室に向かい歩き出す。
私、なにやってるんだろう…。
本当に、体調は悪くなかった。
朝からなんとなく元気がなかったのは確かだけど、さっきの叶斗くんの楽しそうな笑顔を見て、更に気分が沈んでしまって…。
たえきれず…こうやって教室を出て来てしまった。
聖愛ちゃんにも余計な心配かけちゃったよね。
私、最低だ…。
歩きながら、窓の外を見る。
見渡す限りの青空。
眩しくて、思わず目を細めた。
「ごめん聖愛ちゃん…。やっぱり私、保健室行くね」
気付くと私はそう言っていた。
「…保健室までついていきますわ」
「ありがとう。でも大丈夫だよ。もう休み時間終わっちゃうし、悪いから」
心配そうな表情を浮かべる聖愛ちゃんに、私は笑顔を向け、急いで教室を後にした。
教室から出ると、ほっと息をつく。
まるで叶斗くんから逃げるように、出てきてしまった…。
実際、そうだけど。
とぼとぼと、保健室に向かい歩き出す。
私、なにやってるんだろう…。
本当に、体調は悪くなかった。
朝からなんとなく元気がなかったのは確かだけど、さっきの叶斗くんの楽しそうな笑顔を見て、更に気分が沈んでしまって…。
たえきれず…こうやって教室を出て来てしまった。
聖愛ちゃんにも余計な心配かけちゃったよね。
私、最低だ…。
歩きながら、窓の外を見る。
見渡す限りの青空。
眩しくて、思わず目を細めた。



