.゚*Milky Way*゚.

「でわ最後に友情の証に連絡先の交換をしませんか?」

またもや笑顔でサラッと発言。
ほんとに聖愛ちゃんは凄い。
羨ましい。見習いたいよ。

隣であわあわなってる私のことなんて、気にもしていない。


「ちょっと待ってね」

叶斗くんはそう言うと、メモ用紙に連絡先を書き、私と聖愛ちゃんに渡した。


こんな簡単に、叶斗くんの連絡先が…。

思わず渡されたメモ用紙をじっと見つめる。

あっという間に、叶斗くんとの繋がりが深くなった気がする。


「これで友情が深まりましたわね」

笑顔でそう言う聖愛ちゃんに、私は満面の笑みで頷いた。

叶斗くんも笑顔でよろしくねと言ってくれた。

凄く、嬉しい。



「今日は来てくれてありがとう。気を付けて帰ってね」

叶斗くんに見送られファミレスを出た頃には、もうすっかり辺りは暗くなっていた。



「聖愛ちゃん、今日はありがとうね」

「いいえ、夕芽ちゃんのためですもの。帰ったらさっそく月ヶ瀬くんにメールしなきゃですわね」

「うんっ…!」

本当に、聖愛ちゃんに感謝。
嬉しくて楽しくて、高まる鼓動。