.゚*Milky Way*゚.

私はいつも助けてもらってばかり。

それなのに、強くなれない自分がいて、そのたびにまた落ち込んで。


そんな私でもできること。なるべく心配かけないように、笑顔で、明るく。

きっとそれだって、ばれちゃってるのかもしれないけど…それでも。

大切な人の悲しい顔は、見ていて一番辛いから。

いつだって、笑顔がいいよね。



しばらくしてレジへ行くと、叶斗くんはお金はいらないよと言った。

「感想を聞かせてもらったし、何よりまだ発表前のメニューだったからね」

「ほんとにいいの?」

なんか悪いような…。


「うん、星川さんと有栖川さんの意見聞けて良かったよ」

「少しでもお役にたてたのなら良かったですわ。ね、夕芽ちゃん」

「ほんと良かった!可愛くて美味しくて大満足だったよ!」

「ありがとう、星川さん」

叶斗くんの笑顔に、胸がキュンとなる。

えへへと、なんとなく照れ笑い。