「まあ、美味しそうですわね。でも…まだ出していないメニューを出しても良いのですか?」

「うん、特別に。実は今回そのメニューのデザインを任されてて。良かったらぜひ感想を聞かせてほしいんだ」

そうなんだ、凄い…!
叶斗くんがデザインしたメニュー…ぜひとも食べてみたい。


「夕芽ちゃん、それで決まりですわね」

「うんっ!」

「かしこまりました」

叶斗くんは笑顔でそう言うと、厨房へと向かった。

とっても楽しみ。


しばらくすると、七夕パフェと七夕カクテルが運ばれてきた。

「わぁー!すごーい!綺麗…」

「ほんと素晴らしいですわ!」


星形のフルーツやゼリーが飾られた七夕パフェと、鮮やかなブルーの七夕カクテル。

七夕カクテルはアルコール入りのもあるらしい。もちろん私達のはノンアルコール。


「これ叶斗くんが考えたんだよね?すごーい!」

「さすが月ヶ瀬くんですわ」

可愛らしくて、食べるのがもったいないくらい!


「ありがとう」

はにかみながら、叶斗くんはお礼を言った。