.゚*Milky Way*゚.

「甘いものといえば、僕のバイト先のファミレスにも美味しい甘いデザート沢山あるから、今度良かったら食べに来て」

叶斗くんがバイトをしているのは噂で知っていた。

叶斗くん目当てでファミレスに通ってる子も沢山いる。

私も行ってみたいなとは思っていたけど…まだ一度も行けていない。

なんだか恥ずかしいというか、勇気がなくて。


「…今度、食べに行くね」

叶斗くんが誘ってくれたことが凄く嬉しくて、私は少し照れながら、満面の笑みで答えた。



「星川さんは、バイトとかしてるの?」

「うん!やってるよ。お弁当屋さんで。美味しいお弁当いっぱいあるんだよ〜」

「そうなんだ。じゃあ、今度買いに行こうかな」

「ほんと?ぜひっ…!」

…嬉しい。
叶斗くんとの距離が、ぐっと近付いた気がする。



その後も、叶斗くんと会話を弾ませていった。

とても楽しくて、過ぎる時間が名残惜しかった。


気付けば…プリントの山は残り僅か。