.゚*Milky Way*゚.

「親は…親だもんね」

私がそう言うと、叶斗くんは優しく微笑み、こくりと頷いた。


「…なんかごめんね。急にこんな話しちゃって」

「ううん」

…と、2人同じタイミングでホットレモンを飲む。同じ動きをしてしまったことに、2人同時に笑みがこぼれた。

なんか、いいな…。
こうやって2人で笑い合う瞬間。
とても嬉しい。


「今日は良い日だなぁ」

「えっ…?」

「思いがけず夕芽さんに会えたから」

と、優しい笑みを浮かべる叶斗くん。


ドキっとした。
きっと…深い意味なんてないってわかるけど…だけど、どうしよう。凄く、凄く嬉しい…。
胸がキュンとなって、あったかい気持ちがじんわりと広がる。


重なる瞳。見つめ合う瞳が、優しすぎるよ…恥ずかしくて、ずっと見ていられない…だけどほんとは、見つめていたい。


でもっ、無理…!


結局すぐ、私から目をそらしてしまった。

心臓が…凄くドキドキいってる。