.゚*Milky Way*゚.

すると、ふわっとおでこに優しいぬくもりを感じた。

これは、何…?


「ちょっと熱いね…体調悪くない?」

叶斗くんがそう言うのと同時に、私は目を開けた。

ゆっくりと叶斗くんの手が、おでこから離れる。

心配そうに私を見る叶斗くん。


「…っ」

思わずおでこに手をあてる。

…おでこ、触られちゃった。
叶斗くんに、おでこを…。

恥ずかしい…!


「星川さん?」

「あっ…だ、大丈夫!ごめん、心配かけちゃって。ほんと大丈夫だから…」

熱いのは、体調のせいじゃない。
叶斗くんと一緒だから、ドキドキしちゃって…。

だけど、そんなこと絶対言えない。


何事もなかったかのように私は作業を続けた。

心臓はまだ、ドキドキいってるけど…。