.゚*Milky Way*゚.

「ごめんねっ…。早く終わらせないとだよね」

恥ずかしさを紛らわすために、私はプリントに手を伸ばした。

すると、ちょうどタイミング良く叶斗くんも手を伸ばし、手が触れ合う。


「ごめっ…」

咄嗟に手を引っ込める。

手に、触れてしまった。
叶斗くんの手に…。

もう、ダメだ。
さっき見つめ合ったのでだいぶ動揺している心が、更にぐらつく。

恥ずかしい…。
恥ずかしさにおかしくなりそう。
体中が、熱い…。


「星川さん」

「えっ…」

叶斗くんは急に立ち上がると、前屈みになり、手を伸ばしてきた。

何…?


距離が、近いんですけど…。

心臓がドキドキ…今にも爆発してしまいそう。


もう、ダメっ!
私はぎゅっと目を瞑った。