「おぉ、おかえりなさい。
実花来たのかい!
久しぶりだのう~」


おばあちゃんはお姉に向かってニッコリと微笑んだ。

お姉もおばあちゃんにつられて笑った。


「今日から一週間お世話になります」


お姉はそう言ってペコリと頭を下げた。


「こちらこそ。
なんのお構いもできませんけどね」

「千花、実花を部屋に案内してやりなさい」


おじいちゃんに背中を軽く押され私は二階へ案内した。


「今日からここで寝泊まりしてね!」


そう言って案内したのは私の隣の部屋だった。
この部屋は使われてなく、おばあちゃんの服や小物が置いてある。

と、言ってもタンスが一つ置いてあるだけで全然広い。


「ありがと!」