他にも色々な噂を耳にしたけどどうでもよかった。


自業自得だし。


少なくともこの噂は学校中に広まり、信頼度とプライドはガタ落ちだな。


「ねぇ!明日から夏休みだね!

何して遊ぶ?」


この話題には触れたくないから話を思いっきり逸らした。


「そうだな…
プールとか行こうか!
あと神社でお祭りもある!」


「そっかぁ!
夏休みはいっぱい遊ぼうね~」


そんな会話をしていたら背後からポンッと肩を叩かれた。


「チカ…
バスケ部はそんなに遊んでいられないよ?」


「加恋‥‥」


加恋は一枚の紙を私に差し出した。

見ると夏休みの部活の予定表だった。


うわぁ・・・
何この部活の量・・・


ざっと見たところ、夏休みの7割は部活で埋まっている。
更にその半分以上が一日練・・・


「次の大会目標は県大会出場!
そのためには夏休み、みっちり練習してもらいます!」