何度でも君に恋をする

3月末。

まだ薄暗い早朝ににお父さんとお母さんの見送りをした。
期間は5年で私が高校を卒業するころには帰ってくるんだって。


私は空港からそのままおばあちゃんちに向かった。
電車にもう長い時間揺られている。

なのにまだ着かない・・・

窓からなれる景色を眺める。


「だいぶ田舎になって来たなぁ…」


前に住んでいるところは結構都会だった。

歩けば十数分で駅に行けたし、お店も歩いて行ける距離にあった。


なのにこれから私が住むことになる場所はお店も駅もない山奥なんだ…


やっと目的地に着くと駅前に懐かしい人がいた。


「千花!よう、来たなぁ!」


おじいちゃんが手を振りながら迎えに来てくれていた。


「おじいちゃん!久しぶり」


最後に会ったのはまだ私が小学校低学年の時だったかな。


「電車に長いこと揺られて疲れたろう?

ここから車でまた行くからなぁ」