何度でも君に恋をする

私は冴木くんと取りあえず一度ちゃんと話してみようと決意した。

あんなに一生懸命告白してくれたんだから断るのも申し訳ない。

郁には謝るけど向き合うことはまだ出来ない気がする。

3日後、下校時刻になって私は明日提出のプリントを机に忘れたことに気付いた。


「ごめん、先に帰ってて!
プリント忘れちゃった!」


真紀たちにそう伝え、私は教室までの道のりを走った。

この階段を上って廊下を少し行けば教室だ。

教室に着いてプリントをカバンに入れるとまた来た道を戻ろうとした。

教室を出ると隣の教室に男子が数名残っていた。


何で早く帰らないんだろう、と思いながら廊下を歩こうとした時だった。


「じゃあ、冴木まだ千花ちゃんから返事貰ってないわけ?」


『千花』という言葉を耳にして思わず足が止まった。


「そうなんだよ…でも結構本気にしてるみたいだぜ?」


「マジ!?
まぁ、罰ゲームで告ったとは思わないよな!」


罰ゲーム?