何度でも君に恋をする

「そうなんだ!
OKしたの?
あの女の子可愛かったし付き合っちゃいなよ!」


違う。違うんだよ。
ホントは素直になりたいのに。
私だって自分の気持ち伝えてないのにほかの女の子が郁に告白するのが悔しいの。


郁が大きなため息をついた。


「篠塚には関係ないだろ!
それに他人にそうゆうの決めつけられたくない」


郁の言葉に完璧にカチンときた。


「意味わかんない!
そうだよね、恋人でも無いただのクラスメイトなんかには関係ないよね!
私だってそんな事聞きたくもない!!」


私は急ぎ足で校舎を出た。

歩きながら涙が出てきた。

自分が止められなくなってつい酷い事を口走ってしまったんだ。

溢れてくる涙を思いっきり拭った。

彼の前世は約束はちゃんと守ってくれる人だった。


なのに何で郁はイッくんとは違うの?


前世なのに。


そう思ったときにハッと我に返った。


私だってそうだ。

花野はきっとこんな事じゃ怒らない。


花野ならイッくんが謝ったら笑って許していたはずだ。