何度でも君に恋をする

薄暗い教室に私は一人ポツンと残された。

溜息をつき残りのアンケートの集計を始めた。


黙々と作業を続け完全下校時刻10分前になる頃にやっと終わった。

部活にはもう待ちあわないだろうな…

アンケートを職員室に届け昇降口に向かった。


「ゴメン…作業1人でやらせちゃって」


昇降口に郁の姿があった。
なんだか無性に腹が立ってきた。

いくらなんでも遅すぎる。
郁が去ってから少なくとも30分以上経ってるはずなのに。

きっとどこかでサボってたんだ。
『すぐ戻るから』って言ったのに。

嘘つき。


私は彼を無視して昇降口を出た。


「無視すんなって!
ホントにゴメン」


「じゃあなんでこんなに遅いの?」


「告白されたんだよ。
わざわざ武道場の方まで行かされて」


告白…
その言葉を聞いて胸がチクッとした。

お願い。
その女の子OKしないでいて…

そう思ってるのに自分の思いとは逆の言葉を発してしまった。