何度でも君に恋をする

ママはギュッと花野を抱き締めた。


(ママの気持ちすごくわかる‥‥
イッくんにも迷惑かけたく無いしやっぱりここを離れるしか無いのかな?)


「ママ、わがまま言ってごめんなさい。
引っ越しはいつ?」


花野の言葉にママは目を丸くした。
でもすぐに戻った。


「10日後よ。
場所はここよりずっと遠く。

空気がとても綺麗な所なのよ」


10日後かぁ・・・
あと、10日で花野は何を残す事が出来るだろうか。


「あのね、花野引っ越しが決まったの。
日にちはあと1週間後」


引っ越しを1週間後に控えた時、イッくんに思い切って打ち明けた。


「そっか…
気を付けてね」


でもイッくんは驚かなかった。
それだけ?
なんだか怒りが込み上げてきた。


「イッくんは花野と離れるの寂しくないの?
花野はやだよ?
なんでそんな返事しかしてくれないの?

もうイッくんの事なんて知らない!」


イッくんの前から走り去った。