何度でも君に恋をする

「でも、言うと流されるみたいで…」


「何度も、答えてくれるまで聞き続けるよ」


水城くんの言葉に胸の中にあったモヤモヤが少し晴れた気がした。


「ありがとう!
さっそくその子と話す!」


パッと立ち上がった。
そんな私を見て水城くんは目を丸くした。


「その話、篠塚自身の事だったのか?」


あー!
つい口が滑って言ってしまった!

嘘ついたこと怒るかな?
図々しい奴だって思われちゃうかな?

水城くんを見ると少し笑ってるようだった。


「篠塚の事なら相手は佐野か?
それなら大丈夫だよ。
2人ならちゃんと向き合える」


水城くんは笑顔で言った。
笑うと頬にエクボが出来るみたい。


ズキンッ


首筋のアザが少し痛んだ。
なんだろう?

笑顔を見るのは初めてなのに初めてじゃない気がする。

きっと気のせいだ。
だって水城くんとはまだ出会ったばかり。

そう自分に言い聞かせた。

月曜日になったら日菜子と話そう。
ちゃんと向き合おう。