水城くんは口元に笑みを浮かべながら、座れば?、と自分の横を指差した。
私は数十センチの間をあけて座った。
「で、篠塚は何でここにいるんだ?」
水城くんが言った。
「この前ここに来て景色、綺麗だと思ったから。
水城くんは?」
「ここ、オレの特等席なんだよ」
「そうなんだ」
私はふとあることを思い出した。
「あ‼‼‼」
ガバッとイスから急に立ち上がった私を水城くんは不思議そうに見つめた。
「どうした?」
「今って何時?」
「まだ夕焼けにはなってないから多分3時過ぎじゃないか?」
「3時?!」
今日はおばあちゃんとお菓子を作る約束をしていた。
3時前には帰るねって言ってたのに!
「帰ります!」
そう言ってダッシュで家まで走った。
私は数十センチの間をあけて座った。
「で、篠塚は何でここにいるんだ?」
水城くんが言った。
「この前ここに来て景色、綺麗だと思ったから。
水城くんは?」
「ここ、オレの特等席なんだよ」
「そうなんだ」
私はふとあることを思い出した。
「あ‼‼‼」
ガバッとイスから急に立ち上がった私を水城くんは不思議そうに見つめた。
「どうした?」
「今って何時?」
「まだ夕焼けにはなってないから多分3時過ぎじゃないか?」
「3時?!」
今日はおばあちゃんとお菓子を作る約束をしていた。
3時前には帰るねって言ってたのに!
「帰ります!」
そう言ってダッシュで家まで走った。