何度でも君に恋をする

ひと口食べるとフワッと氷と甘いシロップが口の中でとろけた。


「おいしい!氷がフワフワしてる~」


「ここのかき氷はね、毎年大きな氷を削って作るから氷が柔らかいの!」


真紀がニコニコしながら言った。
私はその言葉に何度もうなずいた。


「お姉ちゃんが転校生?
やっぱり都会から来た子は美人だね~」


さっきまでかき氷を作っていたおじさんが私の顔を見て言った。


「そうですけど…
何で私の事知ってるんですか?」


「同じクラスに隆志っているだろ?
おじさんそいつの親父なんだよ!」


滝田隆志…
数秒経ってハッと顔が頭に浮かんだ。


「そうなんですか!
隆志くんの!へぇ~」


1人、納得していると加恋と真紀が驚いた顔で私を見ていた。


「チカ…気づかなかったの?」


「隆志に激似なのに…」


信じられない、と言わんばかりに2人は言った。

顔をもう一度見ると確かに激似だった。
隆志くんとの違いは髭が生えてるかぐらい。


「うん…激似だね…」