「あっ!流れ星だ!」
俺の隣で梨亜が言った気がした。
いるはずもないのに・・・。
半年前、梨亜は星になった。


「ねー!こうちゃん♪おーきて!」
ん・・・。俺は目を覚ました。
なんだ、梨亜か。俺はまた目を閉じる。
「も~!こうちゃん!?起きろ起きろ~!」
梨亜が俺の頭を殴ってくる。
「ん~。・・・なんだよ。」
俺は高1になったばかりの武井光輝。
俺を殴ってるちっちゃいのは斎藤梨亜。
高校初の女友達。いつもテンション高い。
「昨日ね、夜空が超綺麗に見える展望台
見つけちゃった!今日一緒に行こ♪」
「一人でいってこいよ。ねみぃ・・・。」
梨亜はちっちゃくて顔も可愛いけど
うっとうしい。
「え~、梨亜が襲われたらどうすんのッ!
はい、強制ね♪美月と海斗も誘ったから☆」
いつもこんなだ。よく、梨亜の勝手な思いつきに
俺と美月と海斗は付き合わされる。
「わかったよ。」
暇だし、断ってもしつこいし。
「いぇ~い♪じゃ、7時にサクラ公園ね!
ばいばーい!」
梨亜は本当に勝手なやつだ。