その奴隷は愛に飢えて


「ならば、ここにずっといよう。私と共に。ここで一生を終えるのだ」



そう言った途端のことである。


赤々しい異臭が、またむわりと一室を包み込んだのは。


ぐちゃあ、と粘り気のある液体に、ごろりと転がる“それ”。



「ボクを拘束できるなんて、思ってるんだね。へへっ、慢心は人を堕としいれるものなり~」



怪しい光が、6番目を包み込んでいた。その前で。


先程まで【嫉妬】の愛を受けていた者の亡骸が横たわっていた。



「大人はね、みんなボクの言うこと聞かなくちゃいけないの。ボクが奴隷?ふ、ふふっ、ふへ、へへへへっ。

ボクなしじゃ生きられないクズが、それすら奴隷以下の価値しかないくせに、何言ってるの?」