「初めてだったんだから……」




あたしの声は震えていた。




「初めてだったんだから!!」






金髪は満足そうに笑い、良かったなとこぼす。

この飄々とした態度が、さらにあたしの怒りを掻き立てた。






「責任取りなさいよ。

あたしの初キスを……」



「気持ち良かったんだろ?」