どんな顔がいけないとか、分からない。 あたしはもとからこういう顔だから。 「そんなにあたしの顔が気に入らないなら、あたしに付きまとわないでよ」 ぽつりとこぼすと、キッとあたしを睨む輝。 その眼力だけで殺されてしまいそう。 だが、 「話にならねぇ」 輝はそう言い、あたしの身体から身を引いた。 途端に身体に力が戻ってくる。 ほんやりした頭も次第にはっきりしてくる。 輝に触れているだけで、こんなにも力がなくなるなんて。 身をもって結ばれてはいけない存在だと思い知る。 その事実が辛い。