「何してんだ?」 輝の声が聞こえる。 そして、ベッドが沈みスプリングが軋んだ。 嫌だ、近付かないで。 これ以上あたしを見ないで!! 願うあたしの瞳からは涙がこぼれ、シーツを濡らしていた。 輝に嫌われることを望んでさえいたのに…… 酷くそれが怖い。 あたしは…… あたしは…… 輝に惹かれているのかもしれない。 輝に恋をしているのかもしれない。