「……ってェな……」 頭を抱えながら起き上がる輝。 「凶暴な女だ」 そう言って、ゆっくり視線を上げる。 見られたくない! そう思い、姿を消そうとする。 だが、今のあたしには魔力なんて残っていなくて。 肩を抱いて力なく震えているだけだった。