だが…… 「うるせぇな、てめぇは」 頭上から、破壊的な声が聞こえた。 その嫌悪に満ちた声は、全てのものを破滅させてしまうかと思うほど。 まさしく悪魔の声だった。 びくっと飛び上がるあたし。 身体中に寒気が走った。 だが、聖さんは相変わらず笑顔のままで、あたしの後ろを見つめていた。