「……で、今日はどこ行くの?」 あきれ返ってそう聞いたあたし。 どっちにしても、そう長く付き合うつもりもない。 隙をみて、逃げ出そうとした。 輝はそんなあたしの心の中を知っているのだろうか。 前を見たままその形のいい口を開いた。 「クラブ。DJのイベントがある」 「はぁ!?」